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iPhone用ゲーム制作小話・2
2014/02/21/11:49 カテゴリ: 創作
前回の更新から、けっこう間が空いてしまいました…!
ちょっとフリーの仕事が忙しくて、時間が取れませんでした_(:3 」∠)_
さて、なにげにすでに自作ゲーム「Ancient Ruins」がリリースされていたりしますが、
とりあえずは前回の予告通り、このゲームを作るにあたって、
UnityやXcode以外に使用したソフトを紹介したいと思います。
まずは何をおいても「Cheetah 3D」の登場です。
ボタンやタイトル文字などのUI関連の画像は定番のPhotoshopを使用していますが、
その他の背景やアイテムの画像は全て、このソフトを使用して作成しています。
ちなみに、ゲーム中に登場する壁画などのイラスト的なテクスチャは、
後述するClip Studio Paintを使用して作ってますが、
木目や金属の錆などの質感は、Cheetah 3Dに内蔵されているマテリアルで表現しています。
Cheetah 3Dは、$99と3Dソフトにしてはかなり安価な部類のシェアウェアなんですが、
Cinema 4Dっぽい良好な操作性(日本語ローカライズもされてます!)と、
一般的な用途ならおおむねカバー出来るだろう機能が組み合わさった、高機能な3Dソフトです。
Mac専用なので、知名度はあまり高くないかもしれませんが、
なにげにUnityにインポート出来るファイル保存形式にも名を連ねていたりなど、頑張っています。
「Ancient Ruins」では、Unityの3D表示関連をまだよくわかっていないということもあって、
Cheetah 3Dで作成してレンダリングしたpng画像をUnityに読み込んで表示していますが、
ラジオシティ+HDRIのレンダリング品質も綺麗ですし、文句なし、という画を作ってくれました。
続いては、「CLIP STUDIO PAINT」です。
Cheetah 3Dのところでも書きましたが、ゲーム中に登場する壁画やボタン、
本の中に描かれているイラスト的なテクスチャ部分は、全てこのソフトで作成しています。
こちらもメーカー製のソフトとしては安価な5000円(高機能なEX版は22000円)。
僕は同社のComicStudio EXのユーザなので、こちらのソフトは無料で頂いてしまいました。
セルシスさんは太っ腹すぎて、ときどきそれで大丈夫なのか…と心配になってしまいます。
WindowsにはSAIやopenCanvasなどがありますが、
Mac用の高機能なお絵描きソフト(特に国産のもの)はほとんどないので、
僕が絵を描く時は常にこのソフトを使用していると言っても過言ではありません。
さて、お次は「TexturePacker」です。
これはもう、UnityやCocos2D関連のスプライト、テクスチャ関連でググると、
すぐに目につくソフトなので、ご存知な方も多いでしょう。
複数の画像を自動的に1枚の画像として隙間なく並べて、
スプライトシートやアトラスの元となる画像を作成するソフトですね。
このソフトも実は、blog運営者はblog記事で紹介すれば無料でもらえるようなのですが、
ゲーム制作中は記事を書いて返事を待つ時間も惜しかったので、僕は購入してしまいました。
購入して日も浅いので、まだ使いこなせているというレベルではありませんが、
圧縮の品質関連とか勉強して、もっとテクスチャを最適化出来るようになりたいところです。
最後に紹介するのは「Audacity」です。
今回制作した「Ancient Ruins」では、ゲーム内にリンクがあるように、
ポケットサウンド様の効果音や音楽を使用させて頂いているんですが、
火を吹き消す音や、燭台にロウソクをはめる音など、いくつか足りない効果音があったので、
それらの音を作るためにこのソフトを使って、音を録音→ノイズ除去などの編集を行っています。
ちなみに、火を吹き消す「ふっ」という声は僕の声で、
ロウソクをはめる音は、保温マグカップの蓋を閉める音だったりします( ◜◡◝ )
…とまあ、これらのソフトを使って「Ancient Ruins」は作られました。
それぞれのソフトのノウハウとか、困った時の解決法なども、おいおい紹介していこうかと思います。
ちょっとフリーの仕事が忙しくて、時間が取れませんでした_(:3 」∠)_
さて、なにげにすでに自作ゲーム「Ancient Ruins」がリリースされていたりしますが、
とりあえずは前回の予告通り、このゲームを作るにあたって、
UnityやXcode以外に使用したソフトを紹介したいと思います。
まずは何をおいても「Cheetah 3D」の登場です。
ボタンやタイトル文字などのUI関連の画像は定番のPhotoshopを使用していますが、
その他の背景やアイテムの画像は全て、このソフトを使用して作成しています。
ちなみに、ゲーム中に登場する壁画などのイラスト的なテクスチャは、
後述するClip Studio Paintを使用して作ってますが、
木目や金属の錆などの質感は、Cheetah 3Dに内蔵されているマテリアルで表現しています。
Cheetah 3Dは、$99と3Dソフトにしてはかなり安価な部類のシェアウェアなんですが、
Cinema 4Dっぽい良好な操作性(日本語ローカライズもされてます!)と、
一般的な用途ならおおむねカバー出来るだろう機能が組み合わさった、高機能な3Dソフトです。
Mac専用なので、知名度はあまり高くないかもしれませんが、
なにげにUnityにインポート出来るファイル保存形式にも名を連ねていたりなど、頑張っています。
「Ancient Ruins」では、Unityの3D表示関連をまだよくわかっていないということもあって、
Cheetah 3Dで作成してレンダリングしたpng画像をUnityに読み込んで表示していますが、
ラジオシティ+HDRIのレンダリング品質も綺麗ですし、文句なし、という画を作ってくれました。
続いては、「CLIP STUDIO PAINT」です。
Cheetah 3Dのところでも書きましたが、ゲーム中に登場する壁画やボタン、
本の中に描かれているイラスト的なテクスチャ部分は、全てこのソフトで作成しています。
こちらもメーカー製のソフトとしては安価な5000円(高機能なEX版は22000円)。
僕は同社のComicStudio EXのユーザなので、こちらのソフトは無料で頂いてしまいました。
セルシスさんは太っ腹すぎて、ときどきそれで大丈夫なのか…と心配になってしまいます。
WindowsにはSAIやopenCanvasなどがありますが、
Mac用の高機能なお絵描きソフト(特に国産のもの)はほとんどないので、
僕が絵を描く時は常にこのソフトを使用していると言っても過言ではありません。
さて、お次は「TexturePacker」です。
これはもう、UnityやCocos2D関連のスプライト、テクスチャ関連でググると、
すぐに目につくソフトなので、ご存知な方も多いでしょう。
複数の画像を自動的に1枚の画像として隙間なく並べて、
スプライトシートやアトラスの元となる画像を作成するソフトですね。
このソフトも実は、blog運営者はblog記事で紹介すれば無料でもらえるようなのですが、
ゲーム制作中は記事を書いて返事を待つ時間も惜しかったので、僕は購入してしまいました。
購入して日も浅いので、まだ使いこなせているというレベルではありませんが、
圧縮の品質関連とか勉強して、もっとテクスチャを最適化出来るようになりたいところです。
最後に紹介するのは「Audacity」です。
今回制作した「Ancient Ruins」では、ゲーム内にリンクがあるように、
ポケットサウンド様の効果音や音楽を使用させて頂いているんですが、
火を吹き消す音や、燭台にロウソクをはめる音など、いくつか足りない効果音があったので、
それらの音を作るためにこのソフトを使って、音を録音→ノイズ除去などの編集を行っています。
ちなみに、火を吹き消す「ふっ」という声は僕の声で、
ロウソクをはめる音は、保温マグカップの蓋を閉める音だったりします( ◜◡◝ )
…とまあ、これらのソフトを使って「Ancient Ruins」は作られました。
それぞれのソフトのノウハウとか、困った時の解決法なども、おいおい紹介していこうかと思います。
Comments
iPhone用ゲーム制作小話・1
2014/02/10/22:01 カテゴリ: 創作
先日申請したiPhone用ゲーム「Ancient Ruins」は、
いわゆる「脱出ゲーム」と呼ばれるジャンルのゲームです。
iTunes App Storeの(日本)のゲームランキングでは、
このところ、このジャンルのゲームが人気のようですね。
3DSのDL用ソフト「旧校舎の少女」をプレイして以来(名作!)、
僕もこのテのジャンルが好きなこともあって、
iPhoneでもけっこうたくさんのゲームをプレイしております。
中でも、nopropsさんの「霊のいる部屋」シリーズと、
58worksさんの「DOORS」シリーズがお気に入りで、
今回の「Ancient Ruins」でも、特にUI面において参考にさせて頂いています。
* * *
ちなみに「Ancient Ruins」の制作には、初心者ながら「Unity 3D」を使用しています。
名前は以前から、ちょこちょこと耳にしていたUnityですが、
僕が実際に触り始めたのは、2013年11月にリリースされた、Unityバージョン4.3からです。
Unityは3D用のゲームエンジンなので、それまでは2Dを扱うのが面倒だったようなのですが、
バージョン4.3から2Dのスプライトにも対応したということで、
じゃあ、この機会に始めてみよう! という、気軽な感じで始めてみました。
とはいえ、僕は絵を描くことならともかく、プログラムなんてHTMLすら怪しい素人です。
最初は素直に、チュートリアルを見ながらjavascriptやC#を打ち込んでいましたが、
すぐに「よくわからん!」と壁にぶち当たりました( ´=‿ゝ=`)
それまでに試験的に触っていた「GameSalad」という2D用のゲームエンジンが、
かなり易しい部類だったのに比べて、Unityは本格的すぎるので、
素人には無理なんじゃね…とか散々思ったり、ふて寝したりもしました。
(ちなみに、GameSaladは本当に簡単で、良いゲームエンジンだと思います。
最終的なコードがHTML5なのでちょっと重いというのと、
商用で使う場合に年間25000円ほどのProライセンスが必要だというのがネックではありますが)
で、結局どうしたのかというと、Unityのアセットと呼ばれるプラグインのようなものを購入して、
プログラム(コード)を書かなくてもゲームが作れる環境を整えました。
アセットは多数のメーカーや個人が開発し、Unityアセットストアで販売しているのですが、
その中で人気なのが「Playmaker」というビジュアルプログラミング用のアセットです。
Playmakerはコードを書かなくても、
用意されているアクション(変数の代入とかシーンの切り替えとか)を、
Unityのゲームオブジェクト(Flashでいうシンボルだっけ…みたいなもの)に加えることで、
比較的簡単にゲームシステムを構築できるアセットです。
(実体はC#で書かれているスクリプト群で、それをGUI的に操作できるという仕組みのようです)
まあ、Playmaker自体、メニューは翻訳されてるとはいえ日本語のネットの資料がほとんどなく、
また、そもそもUnityの機能がよくわからないのだから、
Playmakerで用意されているアクション群の使用法や効能もよくわからん…とか、
そういう苦労は多々ありましたが、Playmakerの公式マニュアルがかなり充実しているのと、
公式のチュートリアル動画も多数あるので、この壁は乗り越えやすい部類だとは思います。
(あと、先述のGameSaladも似たような仕組みだったので、その経験が地味に生きたかもしれません)
* * *
そんなこんなで、一ヶ月ほどUnity&Playmakerを触って来ましたが、
おおまかな範囲ではありつつも、とりあえずゲームを完成させられる程度には理解出来ました。
もっとも、少しく理解出来たからこそ、効率の良いゲームシステムの構築の難しさ…みたいなものも、
感じてはいるのですが…。申請前のデバッグで、頻出するバグに泣きそうになったので_(:3 」∠)_
さて、では今回はこの辺でー。
次回は、Unity、Playmakerの他にゲーム制作に使用したソフトなどを紹介します。
いわゆる「脱出ゲーム」と呼ばれるジャンルのゲームです。
iTunes App Storeの(日本)のゲームランキングでは、
このところ、このジャンルのゲームが人気のようですね。
3DSのDL用ソフト「旧校舎の少女」をプレイして以来(名作!)、
僕もこのテのジャンルが好きなこともあって、
iPhoneでもけっこうたくさんのゲームをプレイしております。
中でも、nopropsさんの「霊のいる部屋」シリーズと、
58worksさんの「DOORS」シリーズがお気に入りで、
今回の「Ancient Ruins」でも、特にUI面において参考にさせて頂いています。
* * *
ちなみに「Ancient Ruins」の制作には、初心者ながら「Unity 3D」を使用しています。
名前は以前から、ちょこちょこと耳にしていたUnityですが、
僕が実際に触り始めたのは、2013年11月にリリースされた、Unityバージョン4.3からです。
Unityは3D用のゲームエンジンなので、それまでは2Dを扱うのが面倒だったようなのですが、
バージョン4.3から2Dのスプライトにも対応したということで、
じゃあ、この機会に始めてみよう! という、気軽な感じで始めてみました。
とはいえ、僕は絵を描くことならともかく、プログラムなんてHTMLすら怪しい素人です。
最初は素直に、チュートリアルを見ながらjavascriptやC#を打ち込んでいましたが、
すぐに「よくわからん!」と壁にぶち当たりました( ´=‿ゝ=`)
それまでに試験的に触っていた「GameSalad」という2D用のゲームエンジンが、
かなり易しい部類だったのに比べて、Unityは本格的すぎるので、
素人には無理なんじゃね…とか散々思ったり、ふて寝したりもしました。
(ちなみに、GameSaladは本当に簡単で、良いゲームエンジンだと思います。
最終的なコードがHTML5なのでちょっと重いというのと、
商用で使う場合に年間25000円ほどのProライセンスが必要だというのがネックではありますが)
で、結局どうしたのかというと、Unityのアセットと呼ばれるプラグインのようなものを購入して、
プログラム(コード)を書かなくてもゲームが作れる環境を整えました。
アセットは多数のメーカーや個人が開発し、Unityアセットストアで販売しているのですが、
その中で人気なのが「Playmaker」というビジュアルプログラミング用のアセットです。
Playmakerはコードを書かなくても、
用意されているアクション(変数の代入とかシーンの切り替えとか)を、
Unityのゲームオブジェクト(Flashでいうシンボルだっけ…みたいなもの)に加えることで、
比較的簡単にゲームシステムを構築できるアセットです。
(実体はC#で書かれているスクリプト群で、それをGUI的に操作できるという仕組みのようです)
まあ、Playmaker自体、メニューは翻訳されてるとはいえ日本語のネットの資料がほとんどなく、
また、そもそもUnityの機能がよくわからないのだから、
Playmakerで用意されているアクション群の使用法や効能もよくわからん…とか、
そういう苦労は多々ありましたが、Playmakerの公式マニュアルがかなり充実しているのと、
公式のチュートリアル動画も多数あるので、この壁は乗り越えやすい部類だとは思います。
(あと、先述のGameSaladも似たような仕組みだったので、その経験が地味に生きたかもしれません)
* * *
そんなこんなで、一ヶ月ほどUnity&Playmakerを触って来ましたが、
おおまかな範囲ではありつつも、とりあえずゲームを完成させられる程度には理解出来ました。
もっとも、少しく理解出来たからこそ、効率の良いゲームシステムの構築の難しさ…みたいなものも、
感じてはいるのですが…。申請前のデバッグで、頻出するバグに泣きそうになったので_(:3 」∠)_
さて、では今回はこの辺でー。
次回は、Unity、Playmakerの他にゲーム制作に使用したソフトなどを紹介します。
iPhone用ゲームを申請しました
つぶやきたいネタはもっぱらtwitterでツイートしているせいもあり、
1年以上放置してしまっていた当サイト(ひどい)ですが、
久しぶりに個人での創作活動を再開しましたので、
今後はちょこちょこと更新していこうかな、と思っております。
なにげに、iPhoneアプリの申請にはサポートURLというのが必須で、
申請するアプリに関する情報などが(一応)必要なのだよな…、
という事情もあったりもしますが、まあそれはそれとして( ◜◡◝ )
今回制作&申請中の「Ancient Ruins」という脱出ゲームアプリは、
初めての自作ゲーム&初めてのUnity経験だったので、色々と書いておきたいネタもありますし、
僕自身、わからないことは先人たちのブログ記事を見つけて勉強していたので、
今後の記事がどこかの誰かの参考になれば、という思いもあったりしますー。
で、ついでにアプリの宣伝なんかも出来ればいいんではないかとか、まあ、その…。
無料アプリなので、リリースされた際には是非お願いいたします(懇願)
とまあ、久しぶりの挨拶なので、今回はこの辺にて。
次回からは、ゲームの概要とかの記事を書きますー。