iPhone用ゲーム制作小話・2

前回の更新から、けっこう間が空いてしまいました…!
ちょっとフリーの仕事が忙しくて、時間が取れませんでした_(:3 」∠)_

さて、なにげにすでに自作ゲーム
「Ancient Ruins」リリースされていたりしますが、
とりあえずは前回の予告通り、このゲームを作るにあたって、
UnityやXcode以外に使用したソフトを紹介したいと思います。

c3d_icon
まずは何をおいてもCheetah 3Dの登場です。
ボタンやタイトル文字などのUI関連の画像は定番のPhotoshopを使用していますが、
その他の背景やアイテムの画像は全て、このソフトを使用して作成しています。
ちなみに、ゲーム中に登場する壁画などのイラスト的なテクスチャは、
後述するClip Studio Paintを使用して作ってますが、
木目や金属の錆などの質感は、Cheetah 3Dに内蔵されているマテリアルで表現しています。

Cheetah 3Dは、$99と3Dソフトにしてはかなり安価な部類のシェアウェアなんですが、
Cinema 4Dっぽい良好な操作性(日本語ローカライズもされてます!)と、
一般的な用途ならおおむねカバー出来るだろう機能が組み合わさった、高機能な3Dソフトです。
Mac専用なので、知名度はあまり高くないかもしれませんが、
なにげにUnityにインポート出来るファイル保存形式にも名を連ねていたりなど、頑張っています。

「Ancient Ruins」では、Unityの3D表示関連をまだよくわかっていないということもあって、
Cheetah 3Dで作成してレンダリングしたpng画像をUnityに読み込んで表示していますが、
ラジオシティ+HDRIのレンダリング品質も綺麗ですし、文句なし、という画を作ってくれました。

clippaint_icon
続いては、CLIP STUDIO PAINTです。
Cheetah 3Dのところでも書きましたが、ゲーム中に登場する壁画やボタン、
本の中に描かれているイラスト的なテクスチャ部分は、全てこのソフトで作成しています。
こちらもメーカー製のソフトとしては安価な5000円(高機能なEX版は22000円)。
僕は同社のComicStudio EXのユーザなので、こちらのソフトは無料で頂いてしまいました。
セルシスさんは太っ腹すぎて、ときどきそれで大丈夫なのか…と心配になってしまいます。

WindowsにはSAIやopenCanvasなどがありますが、
Mac用の高機能なお絵描きソフト(特に国産のもの)はほとんどないので、
僕が絵を描く時は常にこのソフトを使用していると言っても過言ではありません。

texturepacker_icon
さて、お次はTexturePackerです。
これはもう、UnityやCocos2D関連のスプライト、テクスチャ関連でググると、
すぐに目につくソフトなので、ご存知な方も多いでしょう。
複数の画像を自動的に1枚の画像として隙間なく並べて、
スプライトシートやアトラスの元となる画像を作成するソフトですね。

このソフトも実は、blog運営者はblog記事で紹介すれば無料でもらえるようなのですが、
ゲーム制作中は記事を書いて返事を待つ時間も惜しかったので、僕は購入してしまいました。
購入して日も浅いので、まだ使いこなせているというレベルではありませんが、
圧縮の品質関連とか勉強して、もっとテクスチャを最適化出来るようになりたいところです。

audacity_icon
最後に紹介するのはAudacityです。
今回制作した
「Ancient Ruins」では、ゲーム内にリンクがあるように、
ポケットサウンド様の効果音や音楽を使用させて頂いているんですが、
火を吹き消す音や、燭台にロウソクをはめる音など、いくつか足りない効果音があったので、
それらの音を作るためにこのソフトを使って、音を録音→ノイズ除去などの編集を行っています。

ちなみに、火を吹き消す「ふっ」という声は僕の声で、
ロウソクをはめる音は、保温マグカップの蓋を閉める音だったりします(
◜◡◝ )

…とまあ、これらのソフトを使って
「Ancient Ruins」は作られました。
それぞれのソフトのノウハウとか、困った時の解決法なども、おいおい紹介していこうかと思います。
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