思春期TRPG

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 5
篠谷 志乃 グループSNE
4829145188

国産テーブルトークRPG「ソード・ワールド」のリプレイ集は
ずいぶん昔から読んでいるんですが、
息の長いTRPGだなあ、と常々感じていたら、
それもそのはず、なんと生誕20年になったとかで。
システムでガチガチに固められたTRPGじゃなく、
かなりファジーで親しみやすいルールである、という点と、
初期から人気を牽引してきた小説群とリプレイ集がやっぱり魅力なんでしょうね。
…とか言いつつ、僕は読んでるだけで、プレイ経験はゼロなんですけども…(^ ^;)

さて、それはそれとしてリプレイ集のワルツ5巻。
ほのぼのとしたこのシリーズの最終巻となったわけですが、
いやーこれが…実に赤面な思春期プレイとなっております(笑)
あまりにまっすぐゴー!な思春期ラブ話なので、もう読んでる最中、
ニヤニヤしまくりで大変でしたですよ。
しかも、フツーのラブ話ではなく、プレイヤーがキャラを演じた結果でのラブ話なので、
なんかその心中とか空気とかを考えるに、暖かい眼差しになるしかないというか(笑)

そしてそれと同時に、ここまでキャラと一体になれたり、
キャラの心情や行動原理をしっかりと把握できているプレイヤーの想像力に、
創作型の人間である僕としては、軽く嫉妬や憧れを感じたりもしてしまいます。
負けたくないなあ! と、ムワムワとラブ話作るぞ熱が高まったりしたりして(^ ^;)

とまあ、そんなこんなで、このリプレイ集も楽しいシリーズでありました。
ソード・ワールドは、何やらもうすぐ「2.0」という新ルールブックの発表があるとかで、
これからの展開も楽しみですー。
そんでもって、いつかは僕もプレイヤーやってみたいなあ、とか思ったりも…。
blog comments powered by Disqus