最近の読書

も、もう5月とか…というか、
もうGWも終わりそうとかどういうことですか…とガクブルしてる最近です。

まあ、ずっとガクブルしてても仕方ないので、
最近読んでいた本をいくつか書いておきたいと思いますー。

文学少女と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
竹岡 美穂
4757728069

まずは、ラノベの”文学少女”シリーズです。
いつものように兄貴がいつのまにか買い込んでいたので、
あとを追って読み始めたのですが、
これがなんとも…シリーズを読み終わるまで、
ずーっと僕を寝不足にさせていたという、悪魔の如きラノベでした(^ ^;)

内容的には、ラノベ的な青春小説でありつつ、ミステリであり、
いくらかホラーであり、でもやっぱりラブコメかもしれない、というものなのですが、
キャラの魅力と先の読めない展開に、ハラハラドキドキと読み進めてしまいます。
いくぶん、題にもありますが「死」や、ひとの不幸というものを頻繁に扱うために、
逆に浅薄に感じることもありますが、それでも面白い、といえるシリーズでした。
…まあ、主要人物の一人があまりに不幸なため、読了後に兄貴と、
「×××さんは、かわいそうすぎる」と語ったりもしましたが(^ ^;)
何やら、劇場版アニメも予定されているようで、今から楽しみです〜。


論理少女 1 (1) (シリウスコミックス)
つじ
4063731383

次はマンガです。
これもまた兄貴が買ってきていたのですが、まあそれはともかく(^ ^;)

「論理少女」というタイトル通り、パズル的な各種の問題を、
高校生の少女が論理的に解いていく、というなんだか珍しい系統のマンガです。
ちなみに、パズルはバトルの一環として出題されるので、
パズルバトルマンガみたいな感じになってます…なかなかないですね、こういうの。
パズルは本格志向で、巻末に収録されている読者への挑戦!的なパズルも難しくて、
頭から煙を噴きそうでしたが(ていうか僕は全部は解けませんでしたが)、
絵もキャラもほのぼのとしているので、読みやすいし、再読性も高い印象。
作者のネタはいつまで保つのか…!? という不安はありつつも(^ ^;)、
レイトン教授とか、パズルが好きな人は、面白く読めるのではと思います〜。


夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見 登美彦
4043878028

最後は、この一冊。
文学系の小説を買うのなんていつ以来だろう、ってくらい僕には希有な体験ですが、
かねてより耳にしていた評判と、ポップな恋愛小説という内容、
そして表紙のキュートさに惹かれて、先日(これは僕が)購入しました。

内容的には、…まあ有名な本なので知ってる人も多そうですが、
京都の大学生の女の子と、彼女に恋しているその先輩を取り巻く日常を描いた小説です。
…と書くとなんだか普通ですが、その日常が半端なくて、独特の文体や描写と相まって、
いやあ…小説でこんなに笑うとは思わなかった、ってくらい笑わせていただきました(笑)
なんとなく高橋留美子さんのドタバタ感に通じるものがあるような気もする、
愛すべき日常ファンタジーが詰まった一冊でありました。
「おともだちパンチ」「詭弁踊り」「パンツ総番長」「世界ボーッとする選手権」…。
…なんだそれ? と思った方は、ぜひ一読を。
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